建物には定期的なメンテナンスが必要です

よい業者の選び方

防水工事ならエム・エス

ネットが普及した今の世の中において、工事の見積もりサイトなども多々存在していますが、こうした見積もり比較サイトには念のためお気をつけください。

もとより安めの施工費用な故に、サイト運営会社への中間マージンが発生するので、施工会社が儲けを出す為にはどこかで手を抜かなくてはなりません。

耐久性や品質に問題が生じるケースが多いので、後々複雑な欠陥が生じることもあります。

また、工法が変わると金額も変動しますので当初の見積もりよりは高くついてしまうこともあります。

防水工事についての基本的な知識とあわせて工事品目をご紹介します。

 

傾斜している屋根以外、いわゆる平坦な屋根では(陸屋根・屋上・バルコニー・ベランダなど)木材やコンクリートなどの水平な屋根面を漏水からの建物の劣化や腐食を防ぐ為に、雨水を防ぐ層(防水層)をつくる必要があります。

これを防水工事といい、防水層の種類やその組み合わせによって様々な工法があります。

その中でも、ウレタン塗膜防水工事が防水工法のほぼ半数を占めており、最も主流なものと言えます。

シート防水

シート防水には、塩ビシート防水(塩化ビニール樹脂で作られたシート)とゴムシート防水があります。

一般的には屋上などで用いられており、寿命は10年~20年程度と言われています。

・塩ビシート防水

塩ビシート防水は、ゴムシート防水よりは耐久性があると言われています。軽量かつ施工しやすいことに加え、もともとの防水の種類を問わず被せて施工が可能である場合もあり、その場合撤去費は必要ありません。しかし、シートの重なり部分などの施工には、高い技術に加え、経験も必要となります。

・ゴムシート防水

もともとは日本の防水工事の主流でもあったゴムシート防水。
施工に関しても、工期が短くコストも比較的安価、そして伸縮性や耐久性ともに優れている防水シートです。しかし、接着剤のはがれなどが起こりやすいことなどから、徐々に数は減少してきました。

塗膜防水 ウレタン FRPなど

塗膜防水とは、シートとは異なり、液体で防水の層を作っていく工法です。

・ウレタン防水
現在日本で行われている防水工事の大部分を占めるのがウレタン防水です。
材料が液体であるため、平らな場所以外にも使用でき、複雑な部位などにも幅広く施工できる点が特徴です。寿命は10年~15年程度と言われています。

・FRP防水
FRP(ガラス繊維プラスチック)防水は、軽量でありながら強度が大きく、5層の防水層で形成されるため、耐熱・耐水・耐久性に優れています。寿命は10年~15年程度と言われています。

アスファルト防水

アスファルト防水とは、合成繊維不綿布にアスファルトを染み込ませ、回りにもコーティングしたシート状のルーフィングを重ねることで防水層を形成する工法です。

寿命は15年~25年程度で、広い屋上などの防水工事に用いられることが多いですが、最近はシート防水に取って代わられつつあります。

アスファルトの「熱を加えると溶け出し、冷えると固まる」という性質を活かし、アスファルトルーフィングの表面に含ませたアスファルトをトーチバーナーで炙って貼り付ける「トーチ工法」と、液状のアスファルトでアスファルトシートを貼り合わせていく「冷工法」があります。